parisの花屋さん「odorantes」のblogで見たバラの花束がモチーフ。
濃厚なバラ。
永遠を束ねて。
ここ一年、花をモチーフに作品を作ってきたけれどやっと表現の位置まで来れた。
描き方としては花束の連続性と右手の運動性に従ってひたすら円を描くように心掛けた。
「絵画は二度死ぬ。あるいは死なない」のcy twomblyの刊を何回も読んだ。
この濃厚な赤をイメージさせる素敵なマダムに出会えた。
全てが一直線につながった。
久しぶりに描いていて気持ちが良かった。
計算も無い。
配色も悩まない。
ただただ完璧な時間があるだけ。
この一瞬の興奮の為だけに生きる。
それだけが唯一のリアリティーに思える。
10月に。
クリムゾンの赤。
ブライトする赤。